第九回 災害に備えて

阪神・淡路大震災で被害の大きかった隣接ビル
(『NTTドコモ関西10年史』より)
 阪神大震災から9年の年月が過ぎました。広い地球の中で人間の住む大都会の面積は知れているのに、どうしてそんな部分で地震が起きるのでしょうか。空の台風は見付けて追跡できますが、地の底まではまだ解りません。しかし、いずれは事前に予測出来る時が来るのでしょう。
 
日ごろ何事もなく過ごしていますが、テレビ等で世界の災害のニュースが飛び込んできます。阪神大震災では、普及しだした携帯電話での情報連絡を行うことで、大変心強いものを感じました。

 ドコモの基地局設備も震度6とか、台風についても60m(場所により70m)と言う強度が設定されている事から、この地震では殆どのものは供給電力の停止によってサービス停止に陥ったと聞いています。通常で有れば電力会社の供給が絶たれても、移動電源車等で供給するまで蓄電池が使用できるよう、予備電源が備えてあります。この震災に於いては範囲が広かったのですが、次の日には殆どの場所が回復されました。

 こんなことを考えてみると災害に於いては、ドコモの基地局側は大変強固な設備で、回復も早いことから、自分の生活面での災害の対策はどうかと考えて見ました。
 大きな災害では、家庭が停電して数日から1週間程は回復せず、その間、電気無しの生活がニュース等で報じられます。数年前に奈良県を襲った台風では、電車や家庭へ配電用に使われている電柱が倒れ停電が長引き、移動発電機を借りて夜を過ごされた家も多かったと聞きます。
 最近は電池が安価で売られており、また長持ちする様になった事から、懐中電池(胸の中には入らない大きさですが)を各部屋に置き、予備の電池は、使えば買い足すようにしています。
  さて、携帯電話の充電器は標準のものはAC100V用ですから、停電に備えて何らかの物が必用です。こんな時には、車のシガ−ライタからの充電器が重宝します。その他にも、車の12Vの電源を100Vに変換するインバータも数千円で売られています。これもチョッとした電気製品を使うのには重宝するでしょう。
アウトドアライフを趣味とする、ご主人や子供さんは色々な機材をお持ちですが、最近は手回しで発電するラジオや、携帯電話を充電出来る物まで売られている事もあり、この様な災害に際しては何かに付けて心強い製品です。

 地球に優しく、とお家の屋根に太陽電池を取りつけてあるのを良く見ますが、先日、電車の窓から庭に大きな風力発電機のあるお宅を見つけました。色々と考えて、電力の自家発電に努力される家が増えているようです。新聞には、大規模な風力発電設備の塔が倒れた、ハネが取れた、と載っていました。まだまだ台風などの風は強力です。壊れた風車は70m迄の設計でしたが、少しオーバした風が吹いたそうです。風を求めて岬の丘に元気良く回る風力発電機も、まだ完全に風をコントロールする所までいかない様です。

 こうして見てみますと、9年前では携帯電話台数は2000万台にも満たなかったのですが、7500万台も普及した現在では、同じ状況とは行かないかも知れません。しかし、近い将来には電池が燃料電池になり各種の充電方法が確保出来れば、たとえ災害で一時的に回線の発着信規制がされる事も有つても、メールと言う短時間での情報伝達もあり、「連絡網を確保する大変重要なインフラ」の位置を占めていると思います。


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