村爺のちょっといいはなし

〔田舎住い22、村から市へ〕

関西地方も暖かい地域とそうでなく北の国並に寒い所が有ります。私の住んでいる地域も本来は暖かいと思うのですがそうでは有りません。標高が400m以上有りますから、奈良の市街地から見れば高度プラスαで−3・4℃は常に低い気温になり皆さんを驚かします。

気持ち良くドライブされていてもこの辺りだけ雪が積もる事から、西名阪と東名阪を結ぶこの R 25号線は通行止めに成る事が有ります。大阪から西名阪道路を快調に通過し、奈良盆地を経て天理インターを過ぎると、そこからは急に数百 m を登る事になります。高度が高い分だけ冬は雨が雪に変わる事が多いのです。

高速道路でもない一版道路ですが有料道路が途切れた途端の急な坂道だけに、この道路での事故は登りでも起きますが下りは毎日様にと言う表現が出来る程事故が有りました。急な坂道に曲がりくねると言う表現ができるような道路です。最近はコンクリートのガードや沢山の照明が灯され、早めに危険を予知出きる様に対策されていますので少しは減りましたが、一時は事故の多い場所でした。もう少し緩やかに登るルートは無いのかと思うような道路です。奈良盆地からの地形が目の前の大和高原へ登る必用からこの様に設計されたのでしょうがスピード出したままカーブで曲がりきれない事が原因の事故が多いのです。皆さんこの場所だけは注意しましょう。

大阪から名古屋に向うのに高速道路代が安いので大きなトラツクが日夜通過します。天理市から三重県の亀山迄の料金が不要な事で、このコースを走られる運転手さんが多いようです。しかも道路は速度制限が一版道路並となり低くなり60kmですが、高速道路と遜色の無い構造ですから皆さんスピードは出ています。東名阪からの名古屋市内や中央自動車道・東名自動車道に巧く接続される様になり益々交通量は多い様です。しかも出発の場所にも因りますが名神道路よりも走行距離が短いのも有利です。私の家からは道路まで5 Km は離れて居ますが深夜、目を覚ますと遥か彼方からゴーと言う音が途切れる事無く聞えます。お近くに住まわれる人は大変だろうと思って居ますが、これも慣れれば過ごせるのかも知れません。

そんな交通量を見てか隣村の都祁村に、針インターチエンジを少し移動させて“東洋1”とか言うような大きなトラツクターミナル“針テラス”と言う名前の施設が出来ました。 これと言う施設も無いこの辺りに温泉プールや浴室、食堂も色々な和食・洋食・中華と、村の人が喜ぶ施設の出店です。まだまだ何期かに分けて大掛かりな施設が計画されているようです。

そんな事でオープンするなり家内と行きました。田舎ですから子供は筆頭にオジイさんにオバアさん、家族みんな引き連れてのお食事に大賑わいでした。

私達は日頃入る事も無いイタリアレストランに行き席を取り、メニュー見て驚きました。メニュー見て驚くのは普通、料理の値段ですがそうでは無く、それがどのような食べ物なのかが判らないのです。イタリア語?にカナを振り少し説明書きが有るのですが、それが料理の専門語ですからもうチンプンカンプン、最後は廻りの人を見回して“あれ下さい”と言う事に成りました。

スパゲテイ位は判るのですがエライ所で恥を書きました。そこへ店員さんが私たちと変わらないこの付近のお嬢さんです。俄かウエイトレス嬢とのやり取りも全部の料理食べさせて貰い理解していないのでしょう、具体的に内容が説明出来ない事もあり私達とレベルは変わりません。

昔は歩くか籠かで宿場町が栄えました。今その街道筋も寂れている所がほとんどです。電車が走り駅前から町が大きく発展して来ましたが、急に道路に多くの人が集るこんな大きな施設が出来ました。夜も明るい照明が照らします。今までなら素通りしてしまう様な所ですが、日本中を行き来する車の運転手さんや家族の方、おトイレ休憩のバスのお客さんにも覚えて貰う事が出来そうです。少しも変わらない田舎町も少しずつ変化している様です。そして来年からはこの辺りに村が無くなります。室生村も宇陀市とか、なぜか周りを見渡して見て“市”と言われてもピント来ません。でも急に村民から市民と、聞えだけは皆さんと同じになるのです。(続く)


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