
田舎では自動車タイヤをスタッドレスに12月に入ると入れ替えますが、都会から来られた方は、ノーマルタイヤのままの車もおられます。12月に入りお休みの日には近所のタイヤ屋さんは大忙しです。タイヤの取替えにスタッドレスタイヤを積んだ車が順番待ちです。
ホイール付きのタイヤの取替えなんかは、昔は自分でしたものですが、今は業者さんに任しています。
最近では、世の中のサービス業が発達したためか、本当に自動車に乗るのに自分の手を汚さなくなりました。いつだったか、12月入るなり雪が降りました。急な積雪や凍結には面食らわれます。タイヤ屋さんは大賑わいになります。ほんの100m程が凍結して、もしくは雪があってノーマルタイヤ故に通れないでおられる人を見かけることがあります。そうなると何人も乗っておられない車が数日間、道の端に車を置いて有る事が見受けました。そういう訳で、都会ではノーマルタイヤで越せる冬も、寒い田舎ではスタッドレスタイヤに取換えが必要です。
雪が降り少し溶けた次の日坂道は、ノロノロと渋滞が始まりました。ノーマルタイヤの車は坂が上れないのです。それを交わしながら走れる車が続いて行きますが、下る車の列も、恐々ブレーキ踏まずに走ります。もう直ぐ峠を越えるという頃に、大きなトラックが坂道の、しかも急なカーブで滑り出し、バックしながら反対車線に有る車両をガードレールに押し付けながら滑るのを見ましたが、1度滑り出すと止め様がないのか空回りのタイヤで余計に相手車線に滑り、ブレーキも効かない。そんな状態なので、何とか止まるのを神に祈るのみでした。
対抗車線の4台ほどと後の車両も巻き込んでの事故ですが、運転手さんは皆さん逃げ出していて無事でした。普通なら争いが起きるような酷い形になった相手車両の運転手さんは言葉も無く、只呆然と立ちすくむのみでした。タイヤチェーンは本当に少なくなり、皆さんスタッドレスタイヤですが、凍結の状況により滑り出す車はオモチャの車が滑る様で道路凍結の怖さを垣間見ました。
昨年は丁度、クリスマス頃に雪が降り十センチ程積もりました。ホワイトクリスマスです。大阪でも昭和20年代は学校の校庭に雪が積もり雪合戦した思い出が有りますが、最近、関西では北の地方にしか雪は降りません。それだけ地球が暖かくなったのが雪の事だけでも実感します。もう数十年すると2・3度は気温が上がるそうですから奈良市内より3度は低いこの地域は、現在の奈良市内並みの温度になるようです。その頃は雪が積もる事もなくなり、より遠くへ出かけることになります。
冬は家に人の気配というか、生活する煮炊きする火がないと家の中でも水が凍ります。でもこれは、鉄筋の集合住宅の場合、下の部屋やお隣りの暖房が影響しますから、この様な事はなりません。が、こんな田舎にその様なマンション建てても住む人は居られません。
寒い期間の3ヶ月が済めば、後は殆んど暑さ知らずの快適な季節が訪れます。春夏秋の季節の花を庭に咲かして愉しみ、自然に野山に咲く花と巧く調和し花の好きな方には堪らないでしょう。野山に自然に咲く花も都会と違い人口が少ない事もあって、手折る人もないのでいつまでも楽しめます。春を呼ぶ様にスミレが咲き春たけなわに、ツツジが山中をピンクに染め、秋口には笹ゆりが思いも掛けない所に群生し目を愉しませてくれます。(続く)