村爺のちょっといいはなし

〔 電車の雑音 〕

長距離の電車通勤では携帯電話が普及した事から最近ではメールを打つ人やiモードを見て居られる人も目に付きます。私はラジオを楽しみで聞きながらの通勤ですが、残念な事にラジオ放送局の送信所がある大阪からはどんどん遠くなる三重県に向う山間を走る近鉄電車には、途中から雑音に信号が隠れてしまいます。 野球を聞いていても2アウト満塁のアナウンサーの声が雑音で切れて、やっとトンネルや山の端に出た時にはコマーシャルが聞こえています。

所で近年、電車はなんと雑音が多いのかと、放送電波の弱電界地域を走る度に思います。 先ず自動改札の何とも言えないジユーともギュンーともいえない雑音でスタートし、来た電車が最近の新鋭 VVVF 車両は走り初めから駅に止まる手前で回生ブレーキ切れて停るまで、速度に合わせた甲高い交流音が続きます。 この様な雑音はホームで電車を離れていても聞こえますから、線路に近い家では電車が通る度に何らかの影響を受けておられると思います。

新しい電車は耳で聞く限りは以前の様に大きな騒音も無い静かな電車になりました。ガタンゴトン、グゥエングエンクエンと聞こえませんが電磁波の領域では凄い音です。電鉄の会社は色々サービスされて居ますが、この分野では誰も言わないのか悪くなる一方です。
でもこれが車両運行の効率化に繋がる事を思うと文句も言えません。まして回生ブレーキの発電で他に電気が使える事で電気代としての経費に貢献するようです。(電車1両/ km の電気代は30〜40円。車輌も古い電車程電気が要るのは自動車も同じです)

  今はATCとかで車両のスピードをコントロールされていますから最近は以前のような大きな事故も無くなりました。そして毎日乗っていますと何かの事情で制御が行われているのか、見通しの良い所で前方に電車も無いのに減速し速度が変わる変な所があります。

  駅を出て調子よくスピードを上げて行くのですが、そんな時に限り決った所で走るのを一服するように減速します。それもブレーキも掛って居るようです。前方は青で向こうまで見えますが電車は有りません。

見えない先に有る電車も次の電車に“余り追いつくな”とその決められた区間毎に制御されている様です。運転手さんにすると“この坂を勢い付けて上ってからゆつくり行こう”としていても、制御装置の判断で坂の手前でスピードがコントロールされてしまいます。

  電車が駅で所定の位置に止まれなくて行き過ぎてしまう事が昔は良くありました。運転手さんは停まれるようなスピードで駅に入るのでしょうが、思う様にブレーキが効かず結果は行き過ぎて後でお叱りを受けるのだと思います。本当に毎日の様に有りました。

行き過ぎると構内放送で“電車がバックしますからお待ちください”と放送が有ります。今は ATC の制御信号が判断して運転手さんを助けるのか上手く停まります。

朝のラッシュアワーには凄い押し合いして乗るのが昔は当たり前でした。今でこそ女性専用車なんか連結されていますが、もうスシ詰めと言うかお互い押されて密着して巻寿司の中の具みたいなものです。体の弱い人や女性の方も辛抱して通勤されたと思います。
  新しい車両は軽くて出足鋭く音は静かで自動的に速度制御し乗り心地も良く省エネルギーで発電もします。でもブレーキ掛けると擦る所の材質が鉄で無くなり、臭い匂いが漂います。運転手さんは楽になつた分新聞読んでいたり、メールしてたり、居寝むりしてしまう人や後ろの車輌のトイレに行く運転手さんも居られたり、新聞沙汰になつています。それだけ自動制御が進んで運転手さん無しの方向に進み、何れモノレールのように無人運転に向う様に思えます。

好い事ばかりで無いけれど少しづつ改善もされるのも楽しみです。

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