村爺のちょっといいはなし

〔田舎住い3、水道は井戸〕

大変交通量の多い西名阪に続くR25線も県道からも離れていますし、標高400m以上有る高原の空気は町の空気よりも汚れが少ないと思います。
特にこの村に来て空気の綺麗なのは驚きです。家に取り付けてある網戸の汚れが年間通じて殆ど汚れの無いので分ります。建物の外壁塗装の業者さんが建築年数10年以上から見て、汚れていないのに驚いておられました。建物の日陰には所々青い苔状の色が付いて居ますが、それは汚れと言うより又趣きが有り良いものです。

苔の好きな方が居られます。なでか青々とした苔に心が安らぎますが、これも 1 、 2 年の内に庭の日陰の部分にあちらこちらに生えると言うのか育つてきます。

都会に無い自然の美しさそんなにぼんやりして見て居れないような事が私達住民に起きていました。何時の日かこの分譲地にも村の簡易水道が配水されると思いながらも、住民は井戸水を汲み生活に使用していました。数年前に村が新しく給水管の工事の始める頃になり住民は大喜びしましたがそんな有る日、村役場の担当者より「ここの地域は村の規定を守らずに開発された宅地の為給水出来ない」と、給水不可の話がされました。
村の行政区域に有りながら水や道路は住民で処置する様にと言い渡されたのです。開発業者が村の指導を無視して開発し、私達には何れ水道が来ますと販売したのでしたが、村の処置は住民がその事を何も知らずに購入したのに開発、倒産で相手が居らない状況で、住民が今頃村にお灸をすえられる事に成りました。
水道が来ない土地を知らずに購入した私達住人は、水を絶たれた環境を昔ながらに井戸から水を汲み上げ使用する事に住民が協力し、日々断水に怯えながら努力しています。

昔の山の中の開墾地か水道事業の無い時代でもない所のお話ではなく、県道も走り近くまで配水管が近くに来ながら法律がクリアできない事での村の給水拒否の対応に、大きな壁が立ちはだかりました。正しく法を守り国に税金を納めれば同じ国民としての行政に差は無い物と考えますが、これが現実のお話で大変な事になる所でした。巧い具合にそこそこの水量が涌く井戸が有り、井戸のポンプ業者や住民のメンテナンスにより現状では必要量は供給出来ています。地下 4 0m近くから汲み上げるポンプも水垢が詰まり1年前後で取替えが作業が必要です。これも井戸ポンプ屋さんの協力で短い断水で給水出来ています。

今何が贅沢かと言うと、何処そこの名水と名が付けば1Lの水を200円近く出して購入する事になります。以前は無料だつた谷の湧き水が囲いをされて18L単位でお金が必要になりました。でも無料の時は休日には水汲みの人で行列出来ましたが有料になり以前の様に汲む人も少なく、湧き水の多くは誰も汲まないので川に流されています。

そんな事があり住民は一層井戸水での生活に頼らざるを得なくなり、1本の井戸水に点々と山の中に有る10軒に満たない住宅に供給しています。不思議な事に“飲み水として問題なし“と保険所から検査報告を毎年頂きますが、この水は特に冬のお風呂での温まり具合がも違います。誰も風呂から上がった後何時までもぽかぽかと暖かく、良く体が温まると感じています。不思議な事に何方に聞いてもこの水のお風呂は何かが違うのです。

成分は河川と異なる地下水100%の為か、鉄分やマンガンとかが混じる普通に聞けば何か悪い金属成分が混入している井戸水ですが、 20 年近く住む住民は皆さん健康です。
でもこの地に住む事で家内も何かが病気に効能が有り(お医者様が“原因が判らない”と言う病気が急に回復した)空気だけでなく、地下水が大きな作用したのだと思います。

世の中に色々な健康食品が有りますが、何が自分に効果が有るのか判りません。何も考えずこの地に来て素晴らしい水と空気がどんな薬よりも効いたのです。(続く)

 

 

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