村爺のちょっといいはなし

第二十四回 携帯電話で叱られる

 家庭に電話が無い時代の電報は、送られてくると何か悪い事を予感がしましたが、今では、祝辞と共に花束やオルゴール付きのお祝いのものが主になりました。
  電話のない時代は「ちょっと電話をかけに行って来る」とか「今、お隣へ呼びに行っておりますから」と言うような会話が普通にあった日々までは、まず一報は電報が使われました。
  今は小学生からお年寄りまで国民の半分以上が携帯電話持つ時代に進んでいます。

 携帯電話にデジタルカメラや録音機能が付加されるようになり、テレビ機能やFM放送までも受信出来るようになりました。携帯電話の進化はもの凄いスピードです。
  でも、これにはびっくりです。それは、テレビに携帯電話を繋げると、カラオケとして使えるそうです!ボウリングに行くのにマイボールを持参される方がおられますが、今度はマイカラオケという事でしょうか。低い声も高い声も声量豊かに調整してくれるようになれば、カラオケファンは、液晶が大きいとか、軽いとか、カメラ画素数に関係なく購入されるでしょう。携帯電話に使用されているマイクロホンは小型で音質・性能の良いとされるコンデンサー・マイクロホンですから、どこの携帯電話が良いとかどのメーカ製が美しい声で歌えるか…、ショツプにお客様のテスト用のカラオケBOXがいりそうです。

 携帯電話を使うのが当たり前の時代ですが、日常的に自分の生活から切り離せないようになり、その事が色々な問題を起こします。
  例えば先日も、新聞の記事に電車を運転しながらのメール操作していた運転手さんや、国会で審議中の議員さんの中でメール操作しているのが見つかり、叱かられています。自動車を運転中に、電話やメール見る事は悪いと運転手には指導がされていましたが、ついに罰金刑に処せられる事になりました。
  残念な事に、まだまだ色々な事業所での作業にも心無い人がおられ、車の運転以上に厳しい指導しなければいけない事が出てきそうです。

 最近、高校生ぐらいになると、ほとんどの子供さんは携帯電話を手にして、電車の中で話に興じています。変な話ですが子供の持つものは、親やお兄さん、お姉さんのお古というのが、私達の子供時代の慣わしでした。でも、彼らが持っている機種を見ると、まだまだ高価な、発売されて間もないケータイの見せ合いをして、機能を自慢しています。携帯電話には電池寿命の関係もあり、取替えサイクルが短い為もあり、お古はないようです。
  私の孫達も、次々と携帯電話を親にねだり、授業で教わらないメールの操作は、社会人並です。恐らく先生も大変でしょう。授業よりメールに気が行って、勉強がおろそかな生徒もいるのでしょうし、「持参するな」とか「電源を切れ」など注意して対策されていると思います。若い頃、ポケットベルカバンの奥に隠して学生時代を過ごした先生も多いでしょうから、理解もあったりして…。退化はしないでしょうが、これからどのように世の中が、変化、進化するのでしょうか。何かに付けて心配な世の中です。
  何でも不思議に思う年頃に見た、真空管が私の人生を決めた様に、孫達の人生も興味と共に自分の道を掴んでくれればと思います。

 昔と違い、あまりに多い情報と、自分の思いと違うのか、何度も転職される人がおられます。余り幅広く知り尽くす事も、天職が見つけにくくする要因かもしれません。何かに付けて難しい時代です。情報伝達のスピードが、人類の幸せに貢献する事を祈ります。

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