
第十一回 色々な規格
携帯電話には色々な周波数や方式が使われている様に、鉄道の線路幅も馬車鉄道から線路幅を決め敷設したからか国ごとに軌道寸法は色々なものが有ります。
日本のJRは1067mmという狭軌を採用しましたが、現在も通勤ラッシュを3m程の線路の3倍近い車両幅にして乗車定員を稼いで居ます。心配症な方の考えでは長椅子の車両で座ると、お尻は線路の外にある訳で、両方に満遍なく分かれて乗らないと傾く事があるかもと思うかも知れません。
私鉄や新幹線は国際標準軌幅とされる1435mmですが、珍しい所では最近、近鉄が手放した西桑名から発車する北勢線は、762mmと日本で1番狭い軌道です。鉄道マニアの方には人気が有りますが、経営は赤字路線だそうです。
ところで、私達が使用している情報連絡手段も鉄道と同じく、狭軌や広軌があり現在サービスされているものを数えて見るとこんなに有りました。
- 広いエリアと情報伝達の確実性で今もサービスされているポケットベル…2001年からクイックキャストと呼び名が変りましたが、使用周波数も低く減衰の少ない周波数帯であり、送信出力も大きく、地上での伝達能力は強力です。鉄道ではありませんが1番狭軌の情報伝送幅です。
携帯電話もアナログ方式のからデジタル方式に切替わり、広いエリアサービスの800MHz帯の方式としてサービスの中核の位置を確立しています。現在、エリアも広く、都会では地下街も十分なエリア拡大がなされています。
上記800MHz方式に周波数を1.5GHz(1500MHz)にしたシティオ。
- コードレスから発展したPHS。
- 上空3.6万kmに中継基地を浮かべた衛星電話。
- W−CDMA方式のFOMAは世界に先駆け最新の無線方式で幅広い情報、画像伝送も得意な世界標準規格としてスタート。これこそ鉄道でいうリニアモーターカーか、新幹線とでも言いますか、現在の規格では当てはまらない程幅広い情報量を扱います。
上記の機材を全部持って歩く方はおられないと思いますが、30数年前は何も無かった時代から、ポケットベルのサービスが始まり、会社からの呼び出しがイヤで、ポケットベルを持つのに抵抗をしたという新聞記事がウソみたいな時代になりました。
携帯電話で迷惑メールや悪い事をする人も見受けられますが、中には先日1番違いの間違いのメールが縁で結婚されたという方を紹介した番組が放送していました。遠方の人でも日々のメールのやり取りで、心が通じ合うのです。ラブ「レター」も今や昔の言葉になりつつあります。
契約数もいずれ8000万から9000万台へと拡大する中で、高齢者の方でも十分に使いこなせる簡便な、「昔懐かしい黒電話のような携帯電話」とは行きませんが、大きな字のボタンや老眼鏡無しで読める程の液晶文字と簡単な操作機構も取り入れられた機種も販売されました。
全ての人々の幸せのツールとしての携帯電話が発展することを祈っています。